デリケートゾーンのお悩み相談室
2021.09.19
デリケートゾーンのトラブルを解決するケア方法「保湿」が大切な理由とは?
デリケートゾーンの状態が優れないと「ニオイ」「かゆみ」「黒ずみ」などのトラブルが発生します。デリケートな部分だからこそ、気軽に人には相談できず、密かに悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
実はこれらのトラブルは、デリケートゾーンの保湿をきちんと行うことで解決する可能性があります。
今回は、デリケートゾーンのトラブルを解決するために大切な「保湿」について紹介します。デリケートゾーンのトラブルに悩まされている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
デリケートゾーンのトラブルに保湿が大切な理由
昨今、注目されつつあるデリケートゾーンのケア。乾燥を防ぐためにデリケートゾーン専用のオイルやクリームなども発売されています。
では、これほどまでにデリケートゾーンの保湿が注目されるのにはどのような理由があるのでしょうか。デリケートゾーンのトラブルに保湿が大切な理由について説明していきます。
黒ずみ予防
「デリケートゾーンの黒ずみは改善が難しい」と諦めていませんか?
保湿をすることは、デリケートゾーンの黒ずみ予防にも効果的です。黒ずみに悩んでいる方は、ぜひデリケートゾーンの保湿を行ってみてはいかがでしょうか。
肌は外部の刺激による摩擦から自らを守ろうとメラニン色素を生成します。それが黒ずみの原因となるのですが、保湿によって摩擦のダメージを和らげることでメラニン色素の生成を抑え、黒ずみ予防につながります。
かゆみ予防
デリケートゾーンのかゆみについては、デリケートな場所だけに、堂々と掻くわけにもいかず、つらい経験をしたことがある方もいるでしょう。
保湿は、かゆみ予防にもなります。
デリケートゾーンは、他の部位よりも皮膚が薄く水分が蒸発しやすいため、乾燥しやすいとされています。かゆみに悩んでいる方は、乾燥を防ぐためにも十分な保湿ケアがおすすめです。
自浄作用を高める
膣は、粘液の分泌により潤いを与え、菌から膣を守る自浄作用があります。
しかし、30代半ばから40代にかけては、粘液の分泌が徐々に減少していきます。同時にデリケートゾーンは乾燥しやすくなり、自浄作用も低下してしまいます。
自浄作用の低下は「かゆみ」や「かぶれ」、そして「ニオイ」などのトラブルにつながるため、これらのトラブルを防ぐためには、日頃よりデリケートゾーンを保湿してあげることが大切です。
デリケートゾーンが乾燥する原因
デリケートゾーンのさまざまなトラブルを引き起こす原因ともいえる「乾燥」。
そもそもなぜデリケートゾーンは乾燥してしまうのか、その原因について解説します。
不規則な生活
デリケートゾーンの乾燥は、不規則な生活が原因になることもあります。睡眠時間が短い方、食事がきちんと摂れていない方は、ぜひ日常生活を見直してみましょう。
不規則な生活によって自律神経の働きが乱れ、肌のターンオーバーが正常に機能しなくなることがあります。それにより、新しい細胞に生まれ変わるサイクルがうまくいかず乾燥を引き起こしてしまいます。
デリケートゾーンを乾燥から守るためには、規則正しい生活を送ることが大切です。
ストレス
ストレスもデリケートゾーンが乾燥する原因となります。ストレスが溜まっているという自覚がある方は、ストレス解消法を見つけてみましょう。
ストレスにより自律神経のバランスが崩れると血流が悪くなることも考えられます。血流が悪化すると、肌に必要な栄養素が十分に行き届かなくなり、ターンオーバーが正常に機能しなくなります。
また、ストレスにより女性ホルモンの乱れが生じると、コラーゲンやエラスチンを正常に保てなくなり、乾燥等の肌トラブルを加速させてしまいます。
デリケートゾーンを良好な状態に保つためには、ストレスを溜めすぎないよう心がけることも大切です。
VIO脱毛をする
VIO脱毛は見た目を美しく整えるだけではなく、陰毛に汚れが付着することを避けるためにも効果的です。
「デリケートゾーンのケアはしていない」という方の中で、においに悩んでいる方は、1度VIO脱毛を検討してみてはいかがでしょうか。
デリケートゾーンの毛量を減らすことは、経血や尿が付着する範囲を少なくするだけではなく、蒸れなども回避できます。
ただし、処理する際には、自分で剃毛してしまうと肌を傷つけてしまうため、クリニックやサロンにて脱毛を行うことをおすすめします。
デリケートゾーンを乾燥から守るためのケア
デリケートゾーンを「乾燥」から守るためには、「規則正しい生活を送ること」「適度にストレスを解消すること」以外にも次の3つの方法があります。
- ・デリケートゾーン向け保湿オイルを使用する
- ・デリケートゾーン向け保湿クリームを使用する
- ・デリケートゾーン向けソープを使用する
それでは、それぞれの方法について解説していきます。
デリケートゾーン向けオイルを使用する
デリケートゾーンを乾燥から守るケアの方法として、デリケートゾーンに適したオイルを使用する方法が挙げられます。
「かゆみ」「痛み」などの乾燥が引き起こすトラブルに悩んでいる方は、ぜひ一度デリケートゾーン向けのオイルを試してみてはいかがでしょうか。
専用オイルを選ぶ際には、おまたのオイル「タントリュクス」のように高浸透(※角質層まで)で保湿性が優れているオイルを選ぶことをおすすめします。
また、肌に負担をかけずにケアするためにも、化学成分が一切配合されていない天然由来成分で作られたオイルを使用することが望ましいでしょう。
おまたのオイル「タントリュクス」は、マルラオイルをはじめとする29種類の天然オイルを配合しています。日本人に合うようにブレンドされているため香りも良く、肌に優しくしっかりとなじませながら保湿ケアをすることができます。
保湿することより、黒ずみの原因になる摩擦から肌を守ることもできるため、黒ずみに悩む方にもおすすめです。
デリケートゾーン向けのオイルは、入浴後の清潔な状態で使用するようにしましょう。入浴後はおまたの汚れや余分な皮脂が落ちているため、オイルの浸透力がアップします。
デリケートゾーン向け保湿クリームを使用する
デリケートゾーンの乾燥を防ぐためには、デリケートゾーン向けに作られた保湿クリームを使用する方法も効果的です。
デリケートゾーン向けのオイルで膣のマッサージをした後、保湿クリームを使用するとさらに保湿力を高められます。
保湿クリームを選ぶ際には、ヒアルロン酸やコラーゲンなど肌の潤いを保つ成分が配合されているものがおすすめです。
また、天然由来成分で作られた保湿クリームを使用してデリケートゾーンケアを行えば、お気に入りの香りに包まれ、より一層楽しくケア出来るのではないでしょうか。
ただし、雑菌から膣を守るためにも、手を清潔な状態にしてからクリームをデリケートゾーンに塗ることが大切です。
デリケートゾーン向けソープを使用する
ソープの成分によっては、デリケートゾーンの乾燥を招いてしまうものがあります。特に、洗浄力が強いボディーソープでデリケートゾーンを洗うと、肌が乾燥するだけではなく、デリケートゾーンを良好な状態に保つ上で必要な常在菌までも洗い流してしまう可能性があります。
「かゆみ」「痛み」「ニオイ」など、デリケートゾーンのトラブルに悩んでいる方は、デリケートゾーンに適したソープを使用してみてはいかがでしょうか。
デリケートゾーン向けのソープを選ぶ際には、エタノール、シリコン、鉱物油、合成香料、合成着色料といった添加物が配合されていないものを選ぶことをおすすめします。
ソープで洗う際には、肌を摩擦から守るためにも、ボディオイルでごしごし洗うのではなく、しっかり泡立てて、手で優しく洗うことが大切です。熱すぎるお湯で流すとデリケートゾーンが乾燥するため、35℃くらいの人肌程度のお湯でしっかり泡を流しましょう。
保湿はデリケートゾーンをトラブルから守るための大切なケア
デリケートゾーンを保湿することで、「かゆみ」「痛み」「ニオイ」「黒ずみ」といったトラブルからデリケートゾーンを守ることができます。
おまたのオイル「タントリュクス」のように天然由来成分配合で、保湿性が優れたデリケートゾーン向けのオイル、もしくはヒアルロン酸やコラーゲンが配合されたデリケートゾーンに適した保湿クリームで保湿してあげましょう。
デリケートゾーンを洗う際には、ボディーソープより洗浄力がマイルドなデリケートゾーン向けソープを使用すると、さらに乾燥からデリケートゾーンを守れます。
また、規則正しい生活とストレス解消もデリケートゾーンの乾燥予防に効果的です。
女性ホルモンのバランスを良好に保つためにも、日常生活を少し見直してみてください。
監修 薬剤師 中田早苗
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薬剤師/腸活・膣ケアサポート・ファスティング講師
中田 早苗
薬科大学卒業後、約7年間総合病院で病院薬剤師として勤務。その後、相談薬局にて予防医学の観点から薬を使わない健康法について患者指導を行い現在に至る。食事と生活習慣の見直しから得られる健康に興味を持ち、そのひとつとしてファスティングの魅力に感銘を受ける。便秘やアトピー、自律神経の乱れなどの悩みとファスティングに深く結びつきがあることを実感。現在までに100名以上のファスティングサポートを実施。
資格
薬剤師
ウエルネスファーマシスト(認定運動支援薬剤師)
ファスティングマイスター
美腸プランナー